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編集後記
「いったい、誰に向かって、何を伝えようとしているのか」。第3回研究会の課題として提出されたレポートに対して、編集委員の一人である赤嶺淳から飛び出した言葉です。前号の原稿の修正と時期を重複しての執筆であり、大学院生としてはこれほどのペースで執筆することは珍しいかもしれません。そのような状況もあり、編者に届いた原稿の多くは「学生のレポート」でした。つまり、教員に向けて、義務として求められ書いた文章でした。赤嶺の言葉は、そうした意識を問うものだったと思います。書いたものを世に届けることは、誰かに、何かを伝える、ということです。伝えたい「何か」がなければならないということでもあるでしょう。本特集の論考においても、まだそうした「何か」が明確になっているわけではありません。しかし、「何か」を生み出そうと格闘する、若い研究者の様子を垣間見ることができます。誰に何を伝えるのか。伝えるためにはどのようにしたら良いのか。私自身も未熟ですが、それらを念頭に、調査し、考え、書いていきたいと思います。
2025年10月
『きわ』編集委員会 根本雅也
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