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編集後記
今号は記念すべき2巻2号──通算3号──となりました。昨年度は創刊するのが精一杯で、1号を刊行できただけでした。今年度は7月に「2024年度自己評価」を綴った2巻1号を刊行しています。ときをおかずして、こうして「『マツタケ』特集」を送りだせることは、うれしいかぎりです。
本誌は、そもそも教員と学生をはじめ、さまざまな境界を越えることを目的としています。とはいえ、今号も先端課題研究23をベースとする、教員主導の企画にすぎません。次号も、その延長上の企画となるはずです。同人誌とはいえ、せっかく媒体をもっているわけですから、いつの日か、院生主導の企画が続出することを、楽しみに待ちたいと思います。
わたし自身も経験したことですが、若いころは、なかなか文章を発表する機会がないものです。たまさかの機会だからこそ、つい気負ってしまい、文章が背伸びしすぎてしまったり、ぎこちなかったりするものです。大学院生のみなさんには、読み手を意識し、読み手に配慮した、自分自身の文体を構築していってもらいたいと思っています。『きわ』が、そうした文章修業の場となればさいわいです。
2025年9月
『きわ』編集委員会
赤嶺 淳・小泉佑介・根本雅也
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